離婚してローンの返済が困難

離婚率の増加傾向にある近年、離婚に伴う住宅ローンの悩みが増えています。その理由は「一人で住むには広いけれども、住宅ローンがあるので引っ越せない」、「元妻と子供が住んでいるが、その住宅ローンを払えなくなってしまった」、「共同名義でローンを組んでしまった」など様々です。

住宅ローンの契約変更

離婚して住宅ローンが残っているのであれば「住宅ローンの契約内容を変更したい」と考えるのは当然のこと、しかし、住宅ローンは銀行（債権者）とローンの申込者（債務者）との間で交わされた契約であり、たとえ離婚するからといっても勝手に名義を変更したり、保証人になっていたらそれを外れたりすることは認められません。契約変更の場合には必ず銀行の承諾が必要です。

任意売却で離婚後の住宅ローンを解消！

離婚の際の住宅ローンの解決方法にはいろいろありますが、比較的シンプルな方法として住宅を売ってローンを返済する「任意売却」があげられます。売却利益で残りの住宅ローンを返済して余ったお金があれば夫婦間の「財産分与」の対象になります。離婚後にマイホームを維持して行くことや、無理に住宅ローンを支払い続けることにこだわらず、第三者に任せて「任意売却」すれば早めにローンの問題を解決することができます。