Bさんご夫婦が住み替えを考え始めたのは、一番下のお子さまが県外で就職することに決まったのがきっかけでした。
「子どもが小さい頃は、私の両親も健在だったので狭いぐらいだったんですが、妻とふたりの生活じゃ、この家はちょっと広すぎるだろうと。」(ご主人)
ご両親も他界され、ふたりの娘さんはすでにご結婚。おふたりとも、ご主人の仕事の関係で、少し遠いところにお住まいだそうです。
「主人も私もまだまだ元気ですが、古いので段差が多い家なんです。これから少しずつ暮らしにくくなるんじゃないかと考え始めたんです。」(奥様)
当初はリフォームも考えたBさんご夫婦。でも、住み替えることを決めたのにはもうひとつ理由がありました。
「電車やバスなど、交通の便が悪いんです。主人は車を運転しますが、いつも頼むのも申し訳ないし、たまにはひとりで出かけたいでしょ。」(奥様)
Bさんご夫婦が住み替えた家は、小さいながらも使い勝手の良い快適な住まいになりました。畳を多くしたのは、ご自身がのんびりできるのはもちろん、お正月など、お子さんが勢ぞろいした時にも寛げるよう配慮したそう。
「ふたりになって、寂しくなるだろうと思ってたんですが、意外に楽しく暮らしてます。新しい家はどうしよう、なんて毎日相談してましたしね。」(ご主人)
住み替えたことで、また新鮮な気持ちになったと話すBさんご夫婦。第2の青春はこれからのようですね。