「主人がいきなり言ったんです。『定年したら住み替えよう』って。実は私、最初は反対だったんですよ、いまさら住み替えだなんて。」(奥様)
「私はずっと考えていたんですよ。夢だった、といってもいいくらい。」(ご主人)
そう話すのは、畑仕事を終えたばかりのCさんご夫婦。手には、採れたての野菜がいっぱいです。
「毎日ネクタイを締めて仕事をしていた主人が、今は土と格闘するなんて思ってもいませんでした。」(奥様)
大企業に勤め、都会暮らしだったCさんご夫婦は、ご主人の定年を機に田舎暮らしをスタートさせました。以前と比べると便利さは減ったものの、ゆっくりと流れる時間の中でも暮らしは、とても心地良いそう。
「見渡す限りの緑と澄んだ空気の中、時間に追われることのない暮らしがずっとしたかったんです。太陽がてっぺんにあるからお昼にしよう、とか。心のゆとりって、こういうところから生まれるんですね。」(ご主人)
「定年して仕事に行かなくなったら、どうなっちゃうのか心配だったんです。主人は仕事人間でしたから。でも、新しい生きがいを見つけてくれてよかった。これからもふたり仲良く暮らしていこうと思います。」(奥様)
住み替えによって、人生そのものが豊かに変わったCさんご夫婦。まだまだ元気いっぱい、楽しい毎日をお過ごしください。